かけ算の覚え方
かけ算はいつ覚える?
小学2年生の算数でかけ算が登場します!
1年生の算数は数字の書き方から始まり、ゆっくりゆっくり始まります。
算数セットなどを使って、楽しく足し算!そして、引き算の授業が行なわれます。
つい最近まで幼児だった我が子が、もう足し算引き算を学んでる⁉︎と驚いた記憶があります。とはいえ、小1で習う足し算引き算は、手やおはじきを使えば理解できる単元です。みんなつまずくことなく、学んでいくようです。
ところが、二年生の後半に、かけ算が登場!
足し算、引き算も最終的には暗記ですが、9×9=81個のかけ算の暗記することになります。
「二年生の大きな山場になります。」と小学校の先生から説明がありました。
かけ算の反対がわり算です。かけ算をしっかり押さておかないと、のちのち大変なことになるのは火を見るよりも明らか。
逆を言うと、かけ算をマスターすることで、子どもは算数が出来ると小さな自信が持てます。もちろん、その後の文章題が解けないといけないのですが...汗。計算が出来ないことには始まりませんよね。
家庭のサポートが必要
二年生の後半、小学校ではクラス全員が覚えられるようあの手この手と先生が工夫をして下さいました。毎日九九の宿題を出したり、すきま時間に九九の歌を流したり、九九を使ったゲームをしたり。
担任の先生からも、九九が覚えられるよう、家庭で九九を唱える宿題を手伝って下さいと連絡がありました。
九九は順番に覚えたあと、ランダムに素早く答えることが出来ることが必要になります。子どもは頭が柔らかくすぐ覚えるとは言われますが、ランダムに素早く言えるようになるためには幾つものステップがありました。
(自分が小さい時に苦労して覚えた記憶がないので、我が子もすぐ覚えると思っていました...汗。しかし、実際に覚えさせるのは結構大変でした。)
我が家では小1から、早めに九九の暗記に取りかかり始めましたが、完璧にマスターするまでには結構時間がかかりました。
かけ算の覚え方
- 1の段から順番に覚える
- ランダムに覚える
- 文章題で正しく式を立てる
- 穴あき問題(割り算)も練習する
1の段から順番に覚える
まずは1の段から順番に覚えます。
これは九九ソングを使って覚えることがオススメです。子どもにとって意味の分からない呪文のような数字も音楽にのせると、子どもはあっという間に覚えてしまいます。
我が家の場合、私が子どもの頃に聞いていた九九ソングのCDを購入し、自宅や車で聞いていました。
覚えるコツはとにかく毎日聞かせること。
正直飽きるし、他の曲を聞きたくなりますが、とにかく毎日聞かせ、親は一緒に歌いながらリズムにのって覚えさせます。
九九ソングはどんなものでも良いと思いますが、親が覚えて一緒に歌うことが重要だったと感じています。
ただ聞かせて「覚えてね。」と子どもに言うだけでは、やる気がな 出ない子どもは覚えられません。
完璧に覚えさせるには、リズムや抑揚を覚えて、時にはリズムに合わせてクイズを出しながら、親子で楽しく覚えることにしました。
我が家の場合、家にいる時間、車に乗る移動時間、ちょこちょこ聞かせておくと、2週間ほどで、順番の九九はマスターしました。ここまでは順調でした...。
ランダムに覚える
九九の歌は完璧!順番に言えても、計算に使えるにはほど遠いです。
ここからがサポートが必要になってきます。
我が家のやり方はこちら↓
- 1の段のランダム
- 2の段、5の段のランダム
- 3の段、4の段のランダム
- 6の段、7の段のランダム
- 8の段、9の段のランダム
- 全ての段のランダム
上記の順番で行います。
我が家ではランダムに載っている九九ドリルを指差しながら、口頭で答えてもらう練習をしました。
始めは大人が問題を読んで、答えだけを子どもが答えます。順番の九九を歌で覚えても、九九特有の読み方を始めの頃はすぐに読めないものです。
子どもの負担を減らすため、まずは親が問題を読んであけます。
「2×3」を「にさんが」と読んであげることで、正しい読み方と答えが定着していきます。
慣れてきたら、問題と答えを子どもに読んでもらうようにしました。
ドリルを使用すると、大人がランダムに思いついた順番に九九の問題を出すより満遍なく問題が出せますし、ドリルを使うことにより、素早く次の問題を提示することが出来ます。
1の段はすぐに出来ると思いますが、飛ばさずに練習することがオススメです。子どもに算数を教えていると、当たり前で簡単過ぎることが知識として抜けていたりして、驚くことがあります。1の段や0の概念がそうでした。
簡単な練習から行うと子どももノッてくるので、ウォーミングアップとして1の段から問題を出していました。
次は2の段と5の段です。
2の段は数が小さくイメージしやすいので覚えやすいようです。また5の段は答えの1の位が0か5であることを教えると覚えやすくなります。
そして3の段と4の段、6の段と7の段、8の段と9の段。最後に全ての段のランダム。
我が家の場合、1〜2週間ずつ時間をかけて2つの段のランダムを覚えていきました。
7の段と8の段は発音がしにくく、間違えが多いようです。
九九を間違えた場合はその前後を言わせることで定着します。
例えば...
7×4を間違えたら
「7×3から言ってみよう。」
「7×3=21, 7×4=28 , 7×5=35」
このような感じです。
最終的に全ての段がランダムに並んだドリルをひたすら解かせ、間違えやすい九九を繰り返し正しく覚えさせることで正しい記憶へ繋がりました。
子どもの九九の練習を手伝いながら、つくづく思うのは、こんなに数字を覚えるのは大人の私にはなかなか大変だなと言うことです(^_^;)
子どもはスポンジのように吸収するとよく言いますが、本当にそう感じるのが九九の暗記でした。
音楽に合わせるとあっという間に覚えますし、ランダムも練習を重ねると覚えていけるものです。すごいなぁ。
九九のランダムの暗記が終わったあとも、文章題や穴あき問題(割り算)もつまずきやすいポイントでした。
まだまだ親のサポートは必要のようです。
我が家の試行錯誤して苦労しつつも、なんとか覚えることが出来ました。
上の子の経験を下の子のサポートに活かせました。何事も情報と経験が大切ですね。
我が家の、九九暗記の体験談でした。
お役に立てれば嬉しいです。